ふじようちえん。 先日、去年の日本建築学会賞を受賞した、ふじようちえんの内覧会があり、 ちょっとした小旅行気分、立川まで行ってきた。 設計は夫婦で、青と赤のt-シャツをいつも着てる、建築家の手塚建築研究所。 外観からは、特にインパクトがあるような建築ではないが、 エントランスから園内に入るとそこはまたちょっと別世界。 こんなに?と思うほど外部-内部-園庭が抜けていて、 手塚建築でよくみられる、あの何重にもなった引き戸を全部開放すると、 外部と内部の境界はほとんどない。教室も職員室もトイレも。 あんなに気持ちのいい建築は久々に体験したような気がする。 少し汗がにじむような日だったが、どこにいても風が抜けて、むしろ涼しかった。 手塚さん曰く、全部開け放つと-5℃は変化するとか。 また殆どのスケールが幼稚園児スケール。 それがまた何か居心地のよさを作り出していたのではないかと感じた。 そして屋根。 屋根の上を走り回れるだけでも気持ちいだろうし、楽しいだろうに、 そこには誘惑がたくさん。 屋根から下りる滑り台や、教室の屋根を突き抜けていた木々の葉やどんぐりが 手の届くところまであったり、上から教室、園庭を見下ろせたり、空がどこまでも続いていたり。 総武線の端から端まで、プラス中央線のほぼエンドまでというちょっとした小旅行だったけど、 あの建築を体験できて素直によかったと思える。 ふじようちえんの園児が羨ましい! 屋根には魅力がいっぱい。 木を登ってきたかのようなこの感じ。 この日の一番人気は、やっぱり滑り台みたいw 因みにこの2人、手塚チルドレン。仲良過ぎ!笑 パパとママ。 上の2枚は、ある位置から見た、右側と左側を撮ったもの。 屋上だけでもこんなに世界観が変わる。 こうして屋上に座っているのが気持ちよかった。 あそべ、あそべ~!! この椅子が、本を読むのに丁度いい高さだった。 思わず持ち帰りたくなるような。 町で浮いてる感じもなく、むしろ溶け込んでいる印象だった。 また時間がたった頃に訪れてみたい。 ♪ HANABI - Mr.Children
by mkiwi
| 2008-09-16 00:57
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