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カテゴリ:*book review( 2 )
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昨日は読書会第2回目。

今回の本は建築家・塚本由晴(アトリエ・ワン)の作品である、

「ミニ・ハウス」や「アニ・ハウス」など、

「小さな家」を例に著者が「小さな家」から気づかされたことを述べている。

「小さな家」を設計するにあたって、周辺環境等を観察することで見えてくるアフォーダンス。

そこから、敷地や法から、住宅の素材等の再構築を図っている。

第1回の「原っぱと遊園地」と今回の本と、

大学の設計授業で学ぶ設計手法とはまた違う、さらにその先(?)の、

もっと視野を広く、ズームアウトした視点からの設計手法で、

今後の自分の中での設計の見方も少し変ってくるのではないかとも感じる。

建物と環境との間で行われるフィードバックの繰り返し。

環境から建物が見えてきて、建物からも環境が読み取れるようになるにはまだまだ勉強が必要そうだ。



♪music - aus

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*第2回 建築本読書会 20090609@T-lab製図室*

*book review

『「小さな家」の気づき』 塚本由晴

 □敷地論
 □小屋論
 □戸建て住宅論
 □アパート論
 □週末住宅論
 □観察と定着

 *自分の手で勝手に生活の場が組み立てられている → ちょっと贅沢な体験 
  (ダンボールハウス等を例に)

 *住宅と住宅の隙間は 副産物 である。

 * 「観察」 →→→ 大量の隙間の発生 ⇒ 隣地や道路に対するcommunicationの在り方
    ↓
  どうやって形にするか

 *「住吉の長屋」 横へのつながりがない。 敷地の周辺環境が接触を断つべき対象と再定義された。

 *誰が見ても同じようにコンテクストが据えられるという前提 は怪しい。

 *安定しているわけでもないけど、最悪でもない敷地
              ↓
  良いとも悪いとも言えないニュアンスを失わずに形に定着させることが重要。

 *建物と環境 フィードバックと観察の繰り返し。

 *「ランドスケープ」

 *「隙間」 → 住宅がもっと自由になり得る。

 *「小屋」 → 建築家的な社会性に縛られていない / 自由性 / 縛られたラインがない

 *「食事」 → 互いの理解を深めるには食事が一番!
          (著者は、「外で食う飯は美味い!」ということもよく言っている)

 *「ヴィッラ」 → 自律的∧他律的 / 都市からはヴィッラになれ。。。建築からはなるな。。。矛盾。

 *「東京という巨大都市をカスタマイズする」 → 都市の中でどう暮らしていくか。

 *「住宅に都市を取り戻す」 → 住宅設計も都市空間に触れうるものでは / 両者をつなぐ「建ち方」

 *「奥」 → Volumeの内包関係による内/外の分解 / 動線による前/後の分割
        開口による外部との接続 / 住宅設備によるライフラインとの接続

 *設計において、生態学とかアフォーダンスとか、そういうものがメタファーとなっている。

 *建築が環境の中で、どのようにあるのか。

 *外部環境を観察して、それを形に定着するもの。

 *居住条件の見直し
    →人間が都市をカスタマイズするための、居住条件が好ましい

 *中間的なタイプを考える
    →オフィスと住居の間、店舗と住居の間、倉庫と住居の間。。。といった、
      様々なプログラムと住居との間のような、中間的なもの。
       ウナギイヌみたいな。

 *オフの導入
    →「住宅は住宅である」⇒OFF  
      ギャルの厚底靴のような。(安定性と運動性→OFF 目線の高さ→ON)

 *スタイル→アイテム
    →建物の全体像で社会関係を引き受けるのではなく、
      建物を構成するアイテムごとに、社会関係を引き受けてみる。

 *建物を観察の道具に変える
    →建物はただ、差を示すだけのもの。
      この差を、住宅になだれ込む多重なる社会関係をほぐして読み解く道具へと組織する。
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by mkiwi | 2009-06-09 15:18 | *book review
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*第1回 建築本読書会 @T-lab製図室

今週から始まった建築本読書会。メンバーはS川、たくさん、自分の3人。

2週間の間にメンバーで決めた本を読んで、それぞれパワポで発表するという内容。

1回目ということもあり、自分はとりあえず自分なりに本をまとめ、

著者が言っていることと、作品とを照らし合わせていくことで話が膨らめばと思い、プレゼン。

第1回目の課題本は 『原っぱと遊園地』 by青木淳

自分の中では、

彼の作品には明確な軸やコンセプトが見えにくいということから、

どんな設計手法や思想をもって設計しているのかについては、あまり頭を突っ込めずにいた建築家のひとり。

ただ、大学院に進んでから彼に興味があったため、

これを機に彼の頭の中と作品とを少し研究してみようと試みる。


プレゼン後のディスカッションでは、

この本の前半にも出てくる、美術館という空間についてそれぞれの考えや、

著者である青木淳氏の考えと自分の考え、他人の考えを噛み砕いていった。

3人の中で答えを出したり、どこかに着地しようというよりは、

話し合う事で知識を増やしたり、他人の考えというものに向き合ってみたり、

といったことが目的でもあるため、結論はでなかったが、

改めて、というよりも、美術館という建築を設計する最初の一手がどれほど難しいものかを考えさせられた。

キーワードとして他に上がったのが、「動線体」。

「動線体」に関しては、青木淳氏の述べる「動線体」と彼の作品を見比べる。

また話は「動線体」としての住宅に話が進み、

機能ごとに空間分けされたnLDK住宅との比較や、

青木淳氏の事務所を出ていて、若手建築家として注目されている一人でもある、

乾久美子氏による「広尾の集合住宅」のプランを見ながら話す。

そのほかにも、「作家性」「スタディとオーバードライブ」「アルゴリズム」など挙がり、

若手建築家としてよくメディアにでている建築家の作品の画像を見ながら

これらのキーワードを交えながら話は進んだ。


終わってみると3時間くらい話していて、

1回目としてはいい出だしだったのでは無いかと感じた。

次回の課題本は 『「小さな家」の気づき』 by塚本由晴
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*book review


Ⅰ. そこで行われることで その中身がつくられていく建築

「原っぱ」 → そこで行われることで 中身がつくられていく建築
(ex. 廃校になった小学校とアーティストとのコラボ 牛込原町小学校)

「遊園地」 → あらかじめそこで行われることが 分かっている建築
(ex. 展示空間として設計された建築 横浜美術館)

*求められる空間の質は 機能に先行する
*行為が起きることで はじめて出現する場 をつくりだすことを目指している


Ⅱ. 別々のことをしている人たちが 時間と空間を共有する

「動線体」

*すべての建築は道から進化した という仮説
*人が動き回るなかで かたちづくられていく建築

「道」(○つないでいるもの ×つなげられるもの)

道(つないでいるもの) → いろいろな目的地(つなげられるもの)となる場所をつなぐもの

*「~と~の結合」ではなく、「~と同時に~である」という、
                  いくつもの相をあわせもつ流体の特徴に注目

*「動線体」を構成しているのは、「目的」なき動きを保障する空間


Ⅲ. 生活を不定形で連続なものとしてそのままにとらえる

「動線体」としての生活

*人間の生活を機能的に「分割されたもの」ではなく、
       移行する「運動体」として捉える

*「あらかじめ意図をもって行動する人」 よりも
       「目的なく まず動きまわる人」 のほうが 人間像にリアリティを感じる

「形式と自由」

*形式に操られることを拒否しながらも、
       形式の外に出ることはできない ということはやむを得ない

*形式という根本的制約の中からしか出発しえない とした上で、
       何ができるかを考える ということが重要だと述べている

*形式の中にありながら、それを内側から捻じ曲げる → 自由 なのでは

*建築の様式そのものではなく、それら具体的なあらわれを導き出す
       そのもとにある枠組みのこと → 形式 なのでは

Ⅳ既存建物もそういう地形とか敷地のかたちと同じである

「ウィルス的設計論」

*ウィルスを例に独自の設計論を述べる

「つくる」 から 「帰る」 へ

ex. Museum of Modern Art (MoMA), ny 谷口吉生氏

× 建築をつくる    ○ 建築に(変形)する



♪ knock you down - keri hilson feat. kanye west & ne-yo
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by mkiwi | 2009-05-26 19:55 | *book review


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